オニダルマオコゼ
オニダルマオコゼインド洋や太平洋西部など熱帯域に分布する魚で、日本近海だと小笠原諸島・奄美大島・沖縄周辺に生息しています。主にサンゴ礁など浅い海に潜んでおり、岩に擬態して動かず獲物を待つ姿が特徴です。しかし背びれには強力な毒を持っており、とても危険な魚として知られます。その毒の強さはハブ毒の約30倍だそう。
スキューバダイビングなどで誤って踏んでしまうと最悪死に至るケースもあります。実際日本でも、2010年沖縄の海で、ダイビングインストラクターの男性がオニダルマオコゼに刺されて亡くなった事故がありました。人間が立ち入れる浅瀬にも潜んでいるので、熱帯域に旅行へ行く際は注意が必要ですね。