この燃えるような大炎上
結婚式の衣装は時代によって微妙に変化してきましたが、その中でも時代の流れに左右されずに残っているものがあります。それがウェディングベールです。古代ギリシャやローマでは、悪霊や悪魔を恐れて、ベールで顔を隠していたようです。その後、宗教的な儀式が行われるようになると、ベールは謙虚さや従順さの象徴として用いられるようになります。
しかし、中にはベールに火をつける寸前までいった女性のように、重ね着が花嫁にとって負担になる場合もあります。統一ロウソクに火を灯しても、ベールが顔を遮っていたのです。キャンドルを吹き消そうとベールを持ち上げたところ、誤って炎を通り越して穴が開いてしまったのです。