伝統は壊すべきドレス

黒ベースに虹色を入れたクールなドレス。伝統的な白とは正反対といえるドレスを身にまとい、まさに伝統は壊すべきというような圧すら感じますね。日本ではブラックカラーのウェディングドレスはまだ珍しいものですが、実は16世紀のスペイン宮廷から始まり、庶民にも大流行していました。むしろ白の方が遅かったと言えます。

なぜなら、アジア圏では黒は死装束のイメージがあるため、あまり受け入れられなかったからです。ちなみに黒いドレスには「あなた以外には染まりません」といった意味が込められており、白いドレスには「嫁ぐ旦那様の色に染まります」といった意味があります。つまりどちらも意味合いはほぼ同じ。ニュアンス的には黒の方が強く感じますね。

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