カツオノエボシ

太平洋、大西洋、インド洋に広く分布し、日本では本州の太平洋湾岸で頻繁に見られます。別名電気クラゲとも言われていますが、こちらの方がしっくりくる人もいるでしょう。カツオノエボシは単体の生物ではなく、ヒドロ虫が集まってできた姿。つまり、ヒドロ虫それぞれに触手やポリプになるものなど役割があります。

触手には非常に強力な猛毒を持っていますが、刺されるとしびれるような激痛が走り、その痛みが数日間続きます。毒そのものに殺傷力があるわけではないものの、2度目に刺されるとアナフィラキシーで死に至るケースがあるようです。実際過去には人の死亡例も報告されています。

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