59位：フェラーリF8トリブート

フェラーリは、長年にわたって優れたクルマを生み出してきたことは間違いありません。しかし、時には、ちょっとしたことで躓いてしまうこともあります。これはまさに、Ferrari F8 Tributoで起こったことです。2019年のジュネーブ・モーターショーで発表されたこのクルマは、フェラーリ458の後継車として予定されていた。翌年には生産が開始され、オープントップのヴァリアントも用意された。

このクルマは全体的に優れているが、いくつかの問題があった。ひとつは、最近のイタリア車メーカーのクルマと比べて、フレームの見栄えが悪いこと。また、V8エンジンを中心とした性能の多くが、トリブートの前年に発表されたフェラーリの「488ピスタ」から継承されていることです。ピスタが特別仕様車だったこともあり、大きな投資をしたオーナーの中には、愛車のピスタがトリブートと同じ性能になってしまったことを不満に思った人もいたようだ。